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人は過去に生きているという認知科学の証明

 
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立教大学法学部を卒業後、大手電機メーカーIT事業部門にて事業企画やデジタルマーケティング、新規営業開拓を経験。多くの日本企業のポテンシャルを再認識するが、中堅社員の元気のなさがそれを阻んでいることに気づき、自身でコーチングを学び始める。イノベーションが進む米国系IT企業に転職し、日本企業のDX推進を支援。日本企業の活性化には30~40代の活躍が必須であり、その世代にコーチングを通じて貢献することをゴールとしている。

自分が重要ではないと思うことは認識できない

これを聞いたときに、「私はそんなことない、未来に向かって生きている」と思った方は多いのでしょうか。残念ながら認知科学的にこれは証明されてしまっています。

その大きな理由は、「私たちの脳は、自分が重要と思ったものしか認識できない」ことにあります。

ハーバード大学の実験で、バスケットボールのパスの数を数えるという有名なワークです。

ちょっとやってみてください。

実際にパスの数を数えることはできましたか?

ここでネタばらしをすると、途中でゴリラが歩いていることを認識できた方は少ないのではないでしょうか。後で見ると、こんなに堂々と歩いているのに気づかないなんて・・・。

これは単なるワークですが、日常のあらゆる場面でこのようなことが起きています。

自分が重要と思うこと以外、人は見ていませんし、認識していません。

奥さんが妊娠したら電車の中の妊婦さんによく気づくようになった、盲目の方のボランティアに参加して街の点字ブロックに気づくようになった。日常だとこのようなことが多くあります。

丸の内:グレーの点字ブロック

重要だと思う基準はどこからくるのか

人間が判断をするための重要性関数はどこから来るのか?

それは過去で習得した経験と知識です。

特に経験は、家庭や学校などの幼少期から積み重なった記憶や体験。親や学校の先生から言われたことは自分が気づかないうちに強い影響を及ぼしています。

また、そもそも知識がないことは見えていないので、やはり知識があるということは非常に大事。

幼少期からの知識の蓄積が大人になっても判断基準に影響しますので、幼少期からの家庭や学校の教育の重要性を再認識しますよね。

人は過去に生きている

過去の経験と知識で今生きている世界を認識していることがお分かりいただけたと思います。

これは過去を後悔するとか、あの時あの選択をしていれば・・・。このような感傷に浸るということではなく、何も意識していなければ「人は気づかないうちに、ずっと過去を生きている」ことになります。

人間の脳は手抜きが大好き、過去の記憶や知識をうまく利用して見えたように錯覚させる天才です。

未来に生きるためには、意識的に上記を回避する必要があります。

未来に生きるために

未来に生きる、言葉では簡単ですが、実行しようとすると結構難しいです。

そのためにやれることは、「知識を増やす」「重要性関数を変える」です。

知識を増やすに関しては、やはり読書です。皆さんの想像とおりかと思います。

特に分野を制限することなく100冊/月が理想と言われていますが、最初は20~30冊/月を目標にするといいと思います。特に自分が興味がなくて読んでいなかった分野をカバーしてみてください。

重要性関数を変えるのは、自分の目標(ゴール)を設定することです。このゴールもコンフォートゾーンの外に設定することで、達成に向けて新たな重要性関数が必要になってくるためです。

これはコーチに相談してみてください!

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立教大学法学部を卒業後、大手電機メーカーIT事業部門にて事業企画やデジタルマーケティング、新規営業開拓を経験。多くの日本企業のポテンシャルを再認識するが、中堅社員の元気のなさがそれを阻んでいることに気づき、自身でコーチングを学び始める。イノベーションが進む米国系IT企業に転職し、日本企業のDX推進を支援。日本企業の活性化には30~40代の活躍が必須であり、その世代にコーチングを通じて貢献することをゴールとしている。

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