コーチって何を教えてくれるんですか?
一番単純で、本質的な質問ですよね。
自分自身も最初は「何をしてくれるんだろう?」と思いましたので、整理してみました。
Coachの語源
Coachの語源ですが、名詞として馬車の客車部分を指す言葉として誕生したようです。
今でもイギリスでは「by coach」だと長距離用バスでの移動、アメリカでは普通客車のことを指したりします。
これらの語源の共通することは何か?
それは誰かを目的地に届けること、これがCoachの語源になります。
動詞のCoachは?
アメリカで生まれたのが、動詞のCoachと言われています。
言葉としては「指導する」というニュアンスが強く、家庭教師をCoachと呼んだことから始まり、
それから主にスポーツコーチに代表される言葉の意味に変わっていったと考えられています。
今は多くの方が「コーチ」から想像されるのは、スポーツコーチ(何かを指導してくれている人)ですよね?
Coachingってどっち?
Coachのing形がCoachingですが、1990年代のアメリカで職業のためのCoachがCoachingという言葉を使い始め、コーチングスクールが増加し、アメリカで市民権を得た時期でもあります。
パフォーマンス・エンハンスメント・コーチングを開発したルー・タイスはフットボールコーチをやっていたものの、途中からマインドを取り扱うコーチングを始めています。
ルー・タイスのコーチングのクライアントは、Fortune500(*)の約半数や国家元首など、より社会的に影響力を持つ方が多かったようです。
(*)アメリカのFortune誌が年1回編集・発行するリストの1つで全米上位500社がその総収入に基づきランキング
コーチングとは、語源の「誰かを目的地に届けること」であり、クライアントをゴールに導く人になります。
コーチングを扱うコーチは「指導」するコーチとは異なるので、具体的なコンテンツに触れることはありません。
コーテイングとティーチングの違い
サッカーやラグビーのコーチのように、何かコンテンツに関わることを教えることはありません。
では何を教えるのか?それは人類共通のマインドの使い方です。
えっ?それだけですか?と思うかもしれませんが、「はい、そうです」が回答です。笑
よく企業研修でもコーチングがありますが、中身を見るとやはり「指導」に近いですよね。
企業のKPIを達成するためには必要なことなのですが、やはり個人のゴール達成を支援するコーチングとは一線を画します。
コーチングが有効な方・そうでない方
コーチングの目的は、人生の目標を決めて自分自身が後悔しない人生を歩むこと、人生の目標がよく分からないけど「目標(ゴール)を達成したい」と思う方は受けたほうがいいです。
ただその目標(ゴール)がコンフォートゾーンの中であれば、特にコーチングを受ける必要はないと考えます。
目標(ゴール)設定とコンフォートゾーンは別の回にお話ししますが、より遠くに行きたい方にコーチングは有効です。
何かを教えてもらいたい、近い目標を達成したい方はパフォーマンス・エンハンスメント・コーチングを受けてもあまり効果がでないと想像します。
週末に自分のゴールを考えてみる
自分の人生をどのように送りたいか、是非週末に考えてみてください。
すぐにゴール設定はできないかもしれませんが、週末にじっくり思考して、平日はお風呂の中でリラックスして考えてみる。そんなことを習慣にしてみてください。